ニッケル・鉄・コバルトの合金では、膨張率を制御できます。温度上昇による膨張率は80/20 NiCrよりも低くなっています。
化学組成 | 仕様 | 指定 | 主な特長 | 標準的用途 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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AWS 094 | 温度上昇に伴う膨張が少ないため、長い直線状のヒートシール (ポリ袋ヒートシール) の加熱エレメントに最適です。 | 溶接部分をまっすぐにするために、ワイヤーの温度上昇に伴う膨張が少ないことが重要な、長い線状のヒートシール (ポリ袋ヒートシール) の加熱エレメントに最適です。ベッド・マットレス用のポリ袋のヒートシールなどがその一例です。 |
密度 | 8.16 g/cm³ | 0.295 lb/in³ |
融点 | 1450°C | 2640°F |
変曲点 | 450°C | 840°F |
熱伝導性 | 16.7 W/m•°C | 116 btu•in/ft2•h°F |
膨張係数 | 6.0 µm/m °C (20 – 100°C) 4.6 – 5.2 µm/m °C (20 – 400°C) |
3.3 x 10-6 in/in °F (70 – 212°F) 2.6 – 2.9 x 10-6 in/in °F (70 – 752°F) |
仕上がったパーツの熱処理 合金は通常、焼きなまし状態で提供・使用されます (残留冷間加工により熱膨張率に影響が出ます)。 焼きなまし時間は部分の厚さによって異なる場合があります。 酸化時間および温度は、必要な酸化物の厚さに応じて選択できます。 |
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タイプ | 温度 | 時間 (時間数) | 冷却 | ||
°C | °F | ||||
焼きなまし | 850 – 1000 | 1560 – 1830 | 0.5 | 空気または水 | |
ガラスと金属とのシーリングの準備方法 | 脱炭 | 900 – 1050 | 1650 – 1920 | 1 | 空気または水 |
金属酸化物のインターフェースが必要な場合 (時間と温度は、必要な酸化物の厚さによって変わります) | 酸化 | 600 – 1000 | 1110 – 1830 | 1 | 空気 |
性質 | ||||
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状態 | 伸張強度 (近似値) | 動作温度 (近似値) | ||
N/mm² | ksi | °C | °F | |
焼きなまし | 450 – 550 | 65 – 80 | 〜まで +400 | 〜まで +750 |
硬引き | 700 – 900 | 102 – 131 | 〜まで +400 | 〜まで +750 |
上記の伸張強度範囲は典型値です。異なったものをご希望の場合はお尋ねください。